受講者の声
Y.K. 30代 男性 高校教員
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それぞれの思いを胸に、約1年前に島根大学の正門を通った記憶が鮮明に思い起こされた。今回の修了式は、1年間の学びを振り返ることはもちろんのこと、16人の仲間との未来に向けた「共学共創」を強く意識した2日間だった。「魅力化とは何か?」「学校・教師のもつ役割とは何か?」という問いを持ちながら学び続けた1年間を通して生まれた自分の思い(Will)は「社会にインパクトを与えられる教師になりたい」だった。多様な立場の仲間と共に学び、共に創ることで、自分の思い(Will)を明確化できたことが、本コースで学んだ最大の成果だと感じている。そして、この修了式は単に1つの節目でしかなく、それぞれの現場で学びの第2ステージに向かう仲間の旅立ちの日だったと確信している。これからも「学び続ける教師」として、16人の仲間と社会にインパクトを与えられる存在でありたい。
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M.N. 50代 男性 市役所職員
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今までに経験したものとは全く異質の一年間の学びは、対面授業及び修了式で佳境を迎えた。結びの一瞬までバージョンアップを繰り返すプログラム、思考を深める対話の数々、そして、これからともに未来に向かう構想を練る時間。学びあってきた仲間が創造的学習者へと近づいている姿を感じる。講師、サポーターの皆さん、そして、この感動の機会を与えていただいた学長様はじめ島根大学の方々に感謝申し上げます。円形に着席した修了式で宣言した16色のメッセージは、きっとそれぞれの現場で花開くだろう。成長しあう仲間と巡り会えたこと、第二の母校が誕生したこと、新たな一歩を踏み出す自信が付いたこと、たくさんの希望を胸に飛び立ちます!
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M.N. 20代 女性 教育委員会
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修了式を迎える2日間のキーワードの1つは「未来」でした。2期生の仲間とこれまでの学びを未来に繋げていくための対話の時間にふと感じたこと、それは「自分も未来を担う一人なのだ」ということ。当たり前のようだけど、こんなにも自分ごととして未来を捉えたことはありません。そんな自分に驚き、そしてこの1年この講座で積み重なってきた学びの深さを感じました。それぞれ現場は違うけれど、同じ方向を向いて目指す仲間と出会えたことが私にとって大きな宝であり、強力な支えです。修了式後も学びのネットワークは続きます。ここからが、また新たな始まり。未来にワクワク、そんなことを感じる2日間になりました。 |
K.T. 50代 女性 高校教員
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最後の実習地津和野は2月極寒!公営塾HAN-KOHに全国各地の二期生が集い2泊3日の最後の研修が始まった。課題にそって用意してきた仮説をもとにツコウの先生、生徒、地域創成に思いを持ったIターンの若者、古きを温める町の知識人と相対し、聞き取りを続けた。学校、公民館、役場、新たな拠点(カフェやレストラン)と街中を移動し五感を通じてのリサーチ‥。「ツコウの魅力化の拡がり」をペアワークでまとめてプレゼンのゴールへ向かう時、言語化、見える化へのプロセスはかなり難解だった。
今回は魅力化のプロと学習者がフラットな関係で学び、競い合うという貴重な体験の中、私自身、教育の本質に迫る探求ができたと思う。Be colorful Be creative 二期生の本気度満載、協働共創のプレゼン・成果物が、津和野高校魅力化の未来に少しでも還元できればいいな。 |
Y.S. 30代 女性 NPO非常勤
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9月に行われた飯南町での授業は、3か月ぶり3回目の対面授業でした。web授業で顔を合わせていたり、課題の提出等でやり取りしているため久しぶりな感じではないけれど、同じ場所で同じ時間を過ごすことで得られるものが確かにありました。(メンバーの中ではそれを「体温が宿る」と表現しています)オプションとして飯南高校や飯南町の取り組みについてお話を伺ったり、生徒さんや先生へインタビューできる機会があり、6月に行った海士町実習で感じたものと共通点もあれば、また違った魅力もあり、またたくさんの学びがありました。ちょうど折り返し地点での今回の対面授業は、半年の振り返りとともに残り半年の目標をじっくりと再確認する事ができ、とても有意義な時間となりました。 |
C.S. 20代 女性 地域おこし協力隊
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16人の受講生と対面するのは3回目、飯南町での対面授業に参加しました。今回は島根県の飯南町に場所を移し、2泊3日じっくりと約半年間の受講の振り返りと後期へのアクションを考える時間を持ちました。半年間走り続けてきた印象があったので、後ろを振り返り自分の歩んできた道を見直す機会をここで持てたのがとても良かったです。対面授業だから成せる「問う/問われる」をテーマに、受講生同士が互いの内面を引き出す時間も貴重な経験となりました。オプションで飯南高校や飯南町の取り組みを学ぶ時間もあり、受講生同士だけでなく地域との新たな繋がりも生まれ、たくさんの刺激をいただきました。 |
T.K 30代 男性 公営塾 塾長
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海士町を訪れてみてまず「きれいなところ」という印象を受けた。木造の暖かみのあるフェリー乗り場に着いただけで歓迎してもらっている感があるが、特に驚いたのは、道路にごみが落ちていなかったことだ。隠岐島前高校のゼミ授業では「ポイ捨てをなくしたい」というテーマに取り組んでいる生徒が真剣に議論しているのを見て、大人の本気の思いが子供たちに伝わっているのではないかと感じた。また、地域の方々のお話を伺い、他町だとしても高校の危機を“ジブンゴト”として捉えて行動されていることを知った。高校魅力化メンバーの地道な活動により、地域の方々まで思いが伝わった結果だ。 海士町はそんな“本気の思いが伝わる”町だ。 |
Y.S 30代 男性 会社員
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普段、教育現場との関わりがない私にとって海士町実習での教育現場が見れたのは非常に貴重な機会でした。 高校の授業の見学では、学生たちが生き生きとした表情で主体的に授業を受けている姿に驚きました。また、教員、魅力化コーディネーター、地域の方、公営塾の関係者等との対話会では、関係者の方々が本気で教育を子供たちにとって良いものに変えていくという熱意が伝わってきて、自分も刺激を受けました。 私は受講当初、教育に関して素人でしたが、今回の現場実習や、遠隔授業を通してチーム(同級生)のメンバや、教育関係者の方々との議論を重ねていくことで、自分の中に教育に関する知識・スキルが着実に蓄積されていると実感しています。 |
Y.K 30代 男性 高校教師
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私は、高校教育の現場の中で、生徒の「学び」に日々触れている。そこで、今回の海士町実習では「学び」そのものに焦点を当てることにした。そして、実習を通して学んだことは、次の通りである。 まず、魅力化プロジェクトでの「学び」の取り組みは、学校現場(授業)に対して間違いなく大きな影響を与えている、ということだ。そして、「学び」の変容には、教師と違った立場から教育に熱い思いを吹き込んだ魅力化スタッフの存在があり、教師が多様な「学び」の価値観を取り入れていくことの重要性を再確認することができた。さらに、探究型学習のモデルとしていま注目されている総合学習だけで「学び」が閉じることなく、教科学習の中で「学び」の楽しさを伝えられるような、魅力ある授業づくりができる教師の存在が必要ではないだろうか、と思う。 今回の実習を通して、本コースを受講するにあたって自分が抱いていた問い『学校の意義、教師のあり方』に対して、これから自分が取り組んでいきたいこと(Will)に自信を持つことが大切だと感じた。そして、魅力ある授業は学校の中に存在し、教師も1人の学び手として、地域や社会と繋がりながら、魅力ある授業づくりの“プロフェッショナル”でありたい。 |
S.K. 30代 男性 公営塾 塾長
教育に携わる人間として、この海士町実習はとても多くの気づき・学びを吸収できる体験でした。本やネットや人の話からではなく、自分の目で、耳で、肌で感じるひとつひとつが、これまでの価値観を変え、次の行動へと自分を進める材料となりました。 私はこのコースを受講することで、単に情報から得た企画や仕組みを真似るのではなく、講義、実習、そして仲間との交流から得たヒントを元に、自地域ならでは取り組みを実施することができました。今、自地域の教育に課題を抱えている方には、ぜひこのコースを受講していただきたいです。きっと新しい一歩が踏み出せると思います。 |
C.O. 30代 女性 教育魅力化コーディネーター
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私が心に残っているのは、チームの変容です。 全国から集まった、拠点も立場も異なる17名が二日間の間に、次第にチームになっていくのを実感しました。 チームビルディングのための手立てとして、自己開示や対話が効果的に取り入れられていました。 円座で語り合ったことが、こんなにも後の活動に作用するとは!初対面のときと、二日間を終えてからを比べると、明らかにみなさんに近づけた感覚があります。安心、安全が学びの環境に不可欠であることを体感したことは、大きな学びでした。これからともに学ぶ仲間ができたことで、心強い気持ちでスタートを切ることができました。 |
H.K. 20代 女性 教育委員会
とても濃い2日間でした。 |
Y.A. 30代 男性 高校教員
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地元地域、年齢、職業、背景など全く異なっても、地域教育に対する想いや悩みを持った多くの「仲間」と出会えたことが、まずは得たものです。縁結びの地、島根で巡り会えた2期生の縁に深く感謝します。そして、2日間の中で自分をさらけだし、それぞれの気持ちを共有し、そして揺るぎないチームとして結成し、この1年間、いや将来に渡っての学びについて誓い合ったこと。自分が抱えていたモヤモヤがワクワク、ドキドキに変わったことはそれだけでも大きな成果の一つだと思います。 卒業生でもあり、今職員としても関わっている母校が今後も発展していくためにはどうすればよいのかを問い続け、この講座を通して解決の糸口を見いだしていきたいと思います。 |
Y.I. 60代 男性 団体職員
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体力不足をカバーする方策として、集中する場面と、ぼんやり様子を眺める場面を切り換えることで、2日間を乗り切ることができました。まだまだ、お互い、緊張状態から解放されていませんよね。サポーターの皆様のリラックス度と比べると、私たち受講生は、普段どおりの姿になっていなかったのではないでしょうか。弱みを見せることが、ハイレベルのTPO。次回は、最長老として、先陣を切って、自己開示しようと、覚悟を決めました。FBを通して、受講生の皆さんの日ごろの様子を、垣間見ています。さまざまな、斬新で素敵なトライをしておられるのだなあと、感心したり圧倒されたり。学ぶことの多い仲間と出会えたことに感謝、です。 |
第1期生(平成28年度受講生)のコメントはこちらからご覧ください。